測る | サイズリング / スケール / ノギス / ディバイダ / カニコンパス / 秤 |
切る | 糸鋸・鋸刃 / 金バサミ / ニッパー / ペンチ / 喰い切り |
削る | ヤスリ / 紙ヤスリ / リューター / リューターポイント / グラインダー |
穴をあける | ドリル刃 / ピンバイス / ハンドドリル / ボール盤 |
打つ・延ばす | 槌 / 芯金 / 金床 / タガネ / 刻印 / ロール / 線引板 / ヤニ台 |
挟む | ヤットコ / ピンセット / すり板 / 万力 / 手万力 / 第三の手 |
付ける | ブローパイプ / コンプレッサー / 耐火レンガ / フラックス / 銀ロウ / からげ線 / 希硫酸 |
仕上げ | キサゲ / ヘラ / 紙ヤスリ / 研磨剤 / リューターポイント / バレル研磨器 / バフモーター / 超音波洗浄器 |
サイズリング(リングゲージ)は指輪のサイズを計る為には欠かせないものです。
サイズリングには甲丸と平打の2種類があります。
同じサイズの指輪でも、甲丸の指輪よりも平打ちのように幅の広い指輪ではサイズが小さく感じるからです。指輪の幅によって1サイズから2サイズぐらいの差が出ます。作る指輪の幅によって使い分けると良いでしょう。出来れば両方揃えるのがベストです。
直径 (mm) |
内周 (mm) |
日本 | 米 | 英 | 伊 仏 |
13 | 40.8 | 1 | 1 | C | 41 |
131/3 | 41.9 | 2 | 2 | D | 42 |
132/3 | 42.9 | 3 | 21/2 | E | 43 |
14 | 44.0 | 4 | 3 | F | 44 |
141/3 | 45.0 | 5 | 31/2 | G | 45 |
142/3 | 46.1 | 6 | 31/2-4 | G-H | 46 |
15 | 47.1 | 7 | 4 | H-I | 47 |
151/3 | 48.2 | 8 | 41/2-5 | I-J | 48 |
152/3 | 49.2 | 9 | 5 | J | 49 |
16 | 50.3 | 10 | 51/2 | K | 50 |
161/3 | 51.3 | 11 | 6 | L | 51 |
162/3 | 52.4 | 12 | 6-61/2 | L-M | 52 |
17 | 53.4 | 13 | 61/2-7 | M-N | 53 |
171/3 | 54.5 | 14 | 7-71/2 | N-O | 54 |
172/3 | 55.5 | 15 | 71/2-8 | O-P | 55 |
18 | 56.6 | 16 | 8 | P | 56 |
181/3 | 57.6 | 17 | 81/2 | Q | 57 |
182/3 | 58.6 | 18 | 9 | R | 58 |
19 | 59.7 | 19 | 91/2 | S | 59 |
■■■JIS規格(ISO国際規格)■■■ | |||||
サイズ(号) | 内周(mm) | ||||
41 | 41 | ||||
42 | 42 | ||||
43 | 43 | ||||
44 | 44 | ||||
45 | 45 | ||||
46 | 46 | ||||
47 | 47 | ||||
48 | 48 | ||||
49 | 49 | ||||
50 | 50 | ||||
: : |
: : |
||||
76 | 76 |
現在、日本で使っている指輪のサイズは内径13mmを1番、1/3mmごとに番数が上がります。
お国によって結構バラバラな表示です。(左表参照)そこで、国際標準化機構(ISO)が進める規格をうけ、日本でも1998年にJIS規格が定められました。2002年よりJJA(日本ジュエリー協会)が「世界統一規格に先駆けてJIS規格を普及させると発表しました。
JJA発表の概要は、リングサイズの内径1/3mmごとに番数が上がる現規格では内周に直すと0.1mmの誤差が生じるので、内周1mm単位で表示するISO国際規格をJIS規格とし、協会挙げて普及を図る。これにより、消費者と小売店・メーカー間の誤差を解消しましょう。今後の国際戦略としてAPECにおいても、この標準化の要望があり、わが国が率先して普及する。・・・という内容。
これにはメーカーからの反発が強く、結局のところ現在まるで普及していない。確かにISO国際規格のほうが合理的だと思うが、商売してる方々にとっては「こりゃてぇへんだぁ!」となる。現規格商品が売れないとなれば、死活問題。現規格製品の返品の山と原型の作り直しで、倒産・・・ナンテコトになりかねない。また、消費者に浸透するまで混乱は避けられない。しかも、国際戦略うんぬん抜かしてる割には、現実にISO国際規格を使用しているのはヨーロッパのごく一部だけなんだって。(--)なんだそりゃ。いったいJJAは何をしたいのだろう???
まぁ、そんなこんなで2006年現在も現規格がのびのびと生きている。JJAのHPにもJIS規格の普及の話は見あたらない。
JJAはJIS規格のサイズ棒とサイズリング(販売価格1セット¥5000)を1万セットも作ったらしい。今はドコゾの倉庫でお眠りになっているのでしょうか。Oh〜BERRYもったいない!とワンガリ・マータイさんが叫びそう。あはは。
・・・と笑っていたら、JJAの平成17年度事業計画書(PDF)に、
(4)標準指輪サイズの啓蒙普及
1.標準指輪サイズの業界内に対しての認知活動及び合意形成を図る。
2.ジャパンカスタムサイズ/JISサイズの両方を表示した指輪サイズを標準測定具とし、消費者への認知と業界内への普及を図る。(JJA平成17年度事業計画書より引用)
現規格をJCS(ジャパンカスタムサイズ)と呼ぶようにしたらしい。ほー。苦肉の策。
JJAも後には引けず、当面、ジャパンカスタムサイズとの共存で手を打ったらしい。眠ってたJIS規格のサイズリングにJCS規格の表記を足して何とか凌ぐ作戦か。ご苦労さま。
その後、JJA平成17年度事業報告書(PDF)の一番最後!
(3)JIS指輪サイズゲージに関わる製品在庫及び機械・金型について、生産の見込みが無く、長期不稼動の見込みであることなどから、今期末で廃却処分した。(JJA平成17年度事業報告書より引用)
ありゃりゃ、処分しちゃったのねーーー!
JJAの皆様!ご苦労様でした!p(゚∀゚)q チャンチャン♪