測る | サイズリング / スケール / ノギス / ディバイダ / カニコンパス / 秤 |
切る | 糸鋸・鋸刃 / 金バサミ / ニッパー / ペンチ / 喰い切り |
削る | ヤスリ / 紙ヤスリ / リューター / リューターポイント / グラインダー |
穴をあける | ドリル刃 / ピンバイス / ハンドドリル / ボール盤 |
打つ・延ばす | 槌 / 芯金 / 金床 / タガネ / 刻印 / ロール / 線引板 / ヤニ台 |
挟む | ヤットコ / ピンセット / すり板 / 万力 / 手万力 / 第三の手 |
付ける | ブローパイプ / コンプレッサー / 耐火レンガ / フラックス / 銀ロウ / からげ線 / 希硫酸 |
仕上げ | キサゲ / ヘラ / 紙ヤスリ / 研磨剤 / リューターポイント / バレル研磨器 / バフモーター / 超音波洗浄器 |
フラックスは金属をロウ付けする際に酸化防止の為に使います。
ロウ付けをする際に酸化皮膜(黒く変色)があると、ロウが流れずロウが焦げ付いたように地金にくっついてしまいます。ロウ付けにおいて酸化皮膜は大敵なのです。酸化皮膜が出来ないようにするためにフラックスを用います。
使い方はロウ付けをする場所に竹串や筆を使ってフラックスを塗ります。フラックスの水分を利用してロウを置いてロウ付けをします。(置きロウ)この時いきなり地金の温度を上げるとフラックスが沸いて置いたロウが動いたり落ちたりしてしまうので常温又は遠火で乾かしてから地金を温めてロウ付けをすると良いでしょう。
ロウ付けが失敗する原因としてフラックスが焼き切れてしまったということが良くあります。これは、地金を温める時に接合する地金と地金に温度差があったり、ロウの溶融点まで地金の温度を上げるのに時間が掛かりすぎた場合、ロウが流れる前にフラックスが焼き切れてしまったことが原因です。接合する地金同士を同じタイミングでロウの溶融点まで温度を上げることが大切です。地金の大きさが極端に違う時などは火力や火の当て方を工夫することが大切です。
ブルーフラックス | フラックス 150g |
フラックス 100g |
アンチフラックス (ろう流れ止め剤) |
ブロックヒート (断熱剤) |
★材料★
ほうふっ化カリウム・・・100g
ホウ酸 ・・・30g
水酸化カリウム・・・8g
炭酸ナトリウム・・・3g
水・・・20〜30cc
★作り方★
@水酸化カリウムは結晶なので乳鉢ですり潰します。水を少量入れて、これでもかこれでもかと一生懸命に潰しましょう。
A炭酸ナトリウムは顆粒です。これも水を少量入れて乳鉢ですりつぶします。
B@とAと残りの材料を合わせてすり潰して混ぜ合わせて出来上がり。 しっかり蓋のできる空き瓶やタッパー等に入れて保存しましょう。ほっておくと沈殿するので混ぜてから使います。硬くなった時は水を足して使います。
※劇物・劇薬が含まれるので作る際にはゴム手袋・マスク・保護めがねを着用しましょう。
作り方は単純なのだが、まーこれが大変!買った方が楽チンかも。しかも水酸化カリウムと炭酸ナトリウムは、ちょびっとしか使わないのに500gのボトル入り。こりゃあたしの葬式の時まで余ってるな。
硼弗化カリウム¥4410/500g、ホウ酸¥833/500g、水酸化カリウム¥1092/500g、炭酸ナトリウム¥1340/500g。しめて¥6,685-!(値段は2006年春に購入した時のものです。)硼弗化カリウムを全部使ったとして出来るフラックスは約700g。うーんコストパフォーマンス的にほとんどメリットは無い。しかも重労働^^; それでも作ってみたい方はどうぞ。
これは芸大レシピです。色々なメーカーからフラックスは販売されていて内容も様々だと思います。○○フラックスは使いやすいが△△フラックスはちょっと使いにくい・・・なんてこともありますので、既製のフラックスで満足できない方は試してみてください。私的にはとっても使いやすい。大変だけど、まぁいっか。^^;
薬品の入手方法は近所の薬局で購入できます。まずは電話してから取り寄せてもらいましょう。上記の薬品は劇物・劇薬が含まれるので常備している薬局はあまりないでしょう。
ほうふっ化カリウム(硼弗化カリウム、Potassium borofluoride、別名:テトラフルオロほう酸カリウム)【劇物】
ホウ酸(硼酸、ほうさん、Boracic acid, Orthoboric acid)
水酸化カリウム(すいさんかカリウム、potassium hydroxide)【劇薬】
炭酸ナトリウム(たんさんナトリウム、sodium carbonate、別名:炭酸ソーダ)