測る | サイズリング / スケール / ノギス / ディバイダ / カニコンパス / 秤 |
切る | 糸鋸・鋸刃 / 金バサミ / ニッパー / ペンチ / 喰い切り |
削る | ヤスリ / 紙ヤスリ / リューター / リューターポイント / グラインダー |
穴をあける | ドリル刃 / ピンバイス / ハンドドリル / ボール盤 |
打つ・延ばす | 槌 / 芯金 / 金床 / タガネ / 刻印 / ロール / 線引板 / ヤニ台 |
挟む | ヤットコ / ピンセット / すり板 / 万力 / 手万力 / 第三の手 |
付ける | ブローパイプ / コンプレッサー / 耐火レンガ / フラックス / 銀ロウ / からげ線 / 希硫酸 |
仕上げ | キサゲ / ヘラ / 紙ヤスリ / 研磨剤 / リューターポイント / バレル研磨器 / バフモーター / 超音波洗浄器 |
彫金で使用する紙ヤスリは主に耐水ペーパーです。耐水ペーパーは水につけて洗ってもボロボロになりません。木工用の紙ヤスリは粒子がはがれてボロボロになります。
使用する際にはヤスリ掛けをする大きさに合わせて手でちぎって使います。このときハサミを使ってはいけません。ハサミが切れなくなります。直線に切りたいときは使い捨てのカッターで切ると良いでしょう。
切端に番数がちょうど印刷されている時は良いのですが、そうでない場合は番数をマジック等で書いておくと間違えません。
使用中に目が詰まってきたら水洗いします。大きな面をヤスリ掛けするときには、水で流しながら使います。
ヤスリ目の大きさには、#80、#100、#120、#150、#180、#220、#240、#280、#320、#360、#400、#500、#600、#800、#1000、#1200、#1500、#2000等の種類があります。数字が大きいほど目が細かくなります。
全ての番数の紙ヤスリを揃える必要はありません。#400,#600,#800,#1000の紙ヤスリがあれば良いでしょう。
真平らな面を磨く場合は#1500,#2000迄掛けて、研磨剤で磨くと綺麗な鏡面に仕上がります。平らな面をへら掛けすると表面に微細な凹凸が出来てしまうので、ペーパーで磨きます。
★耐水ペーパー★ | ||||
#80 or #100 | #120〜#600 | #800 or #1000 | #1200 or #1500 | #2000 |
紙ヤスリは傷を取るものですが、実は平均的に傷を付ける物です。傷の深さが番数が大きい程小さいのです。油目のヤスリや精密ヤスリの傷を取るには#400〜#600の紙ヤスリで取ります。いきなり#1000の紙ヤスリを使ってもヤスリ目はそう簡単には無くなりません。相当な時間を掛ければ理論上は取れますが、時間のムダです。
紙ヤスリは小さい番数から順に掛けていくことで綺麗な面が出ます。そのためには金ヤスリの傷や、前の番数の紙ヤスリ傷をしっかり取ってから次の番数の紙ヤスリに移ることが重要です。これをおろそかにすると綺麗な鏡面に仕上がりません。
紙ヤスリの掛け方は、車のワックス掛けをするときのようにクルクルと円を描くように掛けるのが早く綺麗に磨けるコツです。円を描くように出来ない場合は角度を変えながら直線で往復します。要は360度いろいろな方向からヤスリ目が入るのが良いのです。目の粗い紙ヤスリは力を入れすぎないように注意しましょう。
次の紙ヤスリに移るタイミングを見分ける方法は、7-8回同じ方向に紙ヤスリを往復させてヤスリ目を揃えて、光にかざします。他の方向の傷が無ければ大体大丈夫ですが、別の方向にヤスリ目を揃えてもう一度同じように確認するとより良いでしょう.。
サンドペーパーホルダー 丸タイプ |
サンドペーパーホルダー 角タイプ |