制作方法

SILVER950 すり出し梨地波リング
   -簡単!梨地のつけ方

■製作工程■
1.丸くする。
2.ロウ付けをする
3.すり出す。
4.磨く。
5.梨地にする。

4.磨く
丸い割り箸や、竹串等に紙ヤスリ#600を巻きつけてヤスリ傷を取る。
その後、#800、#1000、#1500と番数を上げて更にきれいにしていく。
上記の紙ヤスリ作業は時間が掛かります。リューターを使うと時間短縮。

ロールサンダーの#800で精密ヤスリの傷取りをして、#1000できれいにします。

リューターは便利ですが、慣れが必要です。気をつける点は、リューターを持つ手は必ずすり板や、机に固定すること。常に一定に動かすこと。圧力をかけすぎないことです。
内側は#1000をかけます。
側面は平らな直面にしたいので、机の上に紙ヤスリを置いて、#800、#1000、#1500とかける。
リングをはめた時に指のアタリをよくするために角をキサゲで削ります。
リングを45度に倒して、キサゲの左右の刃がリング内側の角に当たるようにしてキサゲを左右に動かす。
はじめと終わりは軽く力を抜くように動かすときれいに切れます。

キサゲは慣れるととても便利で作業効率が良いのですが、初心者には難しい作業です。その場合は紙ヤスリで角を落としましょう。
かなりキレイになってきましたね。

次のヘラ掛けをする際にヤスリ粉をヘラで押し込んで却って傷が付いてしまう事があるので、水道水で洗いヤスリ粉を落とします。
ヘラ掛けをします。
ヘラ掛けは、紙ヤスリの傷を押しつぶし、地金を硬くする役目をします。槌目リングは叩いているのでヘラ掛けする必要がありません。)

ヘラは使う前には良く磨いておきます。ヘラが鏡面になっていないと、リングに傷が写ってしまいます。
かなりピカピカしてきました。
研磨剤「ピカ素」を使ってみます。
バフは、硬めの布バフです。
結構きれいになります。
ウィノールと、柔らかい布バフで最終磨き。
つるつるピカピカ〜。
この状態で完成!としてもOKですね。
ですが、今回は「梨地」にして、波模様をもっときれいに見せます。^^


次は「梨地」です。