<フリースぞうり> タオルで作ってもカワイイ。 タオルぞうりは雑巾掛けもできる優れもの。 トレーナーやTシャツの生地は引っ張ると端がくるりと丸まって縫わなくてもOK。 布ぞうりはネットに入れて洗濯機で洗えます。 夏はタオル、冬はフリース&5本指ソックス。 これで一年中気持ちいい♪^^v |
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■用意するもの■ | |||||||||
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フリース編み紐の作り方 | |||||||||
1 | 10cm幅に切ったフリースを三つ折りにして両端を交互に並縫いで閉じる。編んでいる間にほどけなければいいので、1.5cm〜2cm間隔ぐらいざくざく縫う。 直径2cmぐらいの太さの紐にします。フリース生地にもよりますが、厚手のフリースなら幅を8cm、薄手のフリースなら10cmというように調節して下さい。 |
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↑オマケでもらったフリースのブランケット | |||||||||
2 | 生地の長さが5mほどあればいいのですが、着古しのフリースではそうは行かないのでつなぎます。バイアステープのように斜めにつなぐときれいです。中表にして角度を90度ずらして角を合わせて斜めに並縫いします。 縫い代を7mmぐらい残して切り落とす。 サイズによって4.5m〜5.5mぐらいの長さにつなげます。大きさによって長さは変わります。足のサイズ23cmで、4.5mぐらい。編みながら生地を足していっても大丈夫。 |
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3 | 出来上がった紐です。 途中にグレーのフリースを入れてみました。^^ 配色を色々試してみるといいですね。 2つ作るので、同じ配色になるようにこれを2本作ります。 |
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土台の編み方 | |||||||||
4 | PPロープ両端を結んで輪にして、結び目を下にして「8」の字に。「8」の字の交差した所が上になるように上の○を下に折り返して写真のようにフックに引っ掛ける。 「U」の下の部分がつま先になり、つま先から編み始める。 |
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5 | 「の」の字を書くように@の下、Dの上、Cの下を通してぎゅっと締める。 ※編み紐の縫い目はいつも上にくるようにすると、表も裏もきれいに仕上がる。 |
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6 | 左からCの上BDAの下@の上を通す。 ぎゅっと締める。 |
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7 | 右から@の下、ADBの上、Cの下を通す。 @とCのPPロープを横に引っ張ってつま先がとがらないように気をつけながら編み紐をぎゅっと締める。 |
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8 | 左からCの下を通してひと巻きする。 @とCのPPロープを横に引っ張ってつま先がとがらないように気をつけながら編み紐をぎゅっと締める。 |
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9 | DをAとBの間から裏へ倒す。 ここから縦糸4本で編み進める。 編み紐は右からCの上、Bの下、Aの上、@の下を通す。 ここで引っ張りすぎるとつま先がとがってしまうので、ほどほどに締める。 |
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10 | 右から@の下を通してひと巻きする。 ぎゅっと締める。 |
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11 | @の上、Aの下、Bの上、Cの下 ぎゅっと締める。 |
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12 | Cの上、Bの下、Aの上、@の下 ぎゅっと締める。 以下11、12を繰り返す。 |
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13 | 編み進めて、かなりぎゅうぎゅうに詰めた状態で足のサイズになるくらいまで編みます。 つま先よりも踵側に行くにしたがって少し幅を狭くしてビーチサンダルのような形にするとカワイイ。このへんはお好みで。 幅を狭くするとき、PPロープを引っ掛けているフックの位置を狭めるとやりやすい。 |
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14 | 4個のフックに掛けてあった縦糸のPPロープを1個のフックに掛けなおす。 | ||||||||
15 | Cの上、BAの下、@の上を通す。 | ||||||||
16 | @の下、ABの上、Cの下を通す。 | ||||||||
17 | 左からBCの下を通って、右からA@の下を通り、もう一度右からA@の下を通す。 | ||||||||
18 | つま先側のABのPPロープをぞうりを押さえながら引っ張る。 ここが醍醐味♪ |
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19 | たるんだ編み紐を締めながら、 ABのPPロープを少しづつ引っ張って形を整える。 |
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20 | 出来たぁ! あとは、裏の後始末と、鼻緒です。 |
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21 | 裏に返す。 ABの結んでいた先端を切り落としてぞうりの根元できつく2回結ぶ。 |
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22 | ロープを切る。 結び目は編み紐の中にねじ込んで隠す。 |
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23 | 編み紐のはじめと終わりは編み目にくぐらせて隠す。 | ||||||||
24 | 余分を切り落としたら、ぞうりの土台部分が完成!裏もきれいに出来ました。 | ||||||||
鼻緒の作り方・取り付け方 | |||||||||
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26 | 鼻緒を作ります。 土台を編み終わって切り落としたPPロープから鼻緒の芯になるロープを25cm〜30cmに2本切り取る。 10cm幅のフリースを三つ折りにして、中心に芯になるPPロープを入れて上下交互に並縫いする。縫い目は編み紐より細かく5mm間隔ぐらい。 |
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27 | 鼻緒をとめる「前緒」(先つぼ)を作ります。 4cm幅のフリースを中心に向かって両側を折りたたみそれを2つ折りにしてくける(上下交互に並縫い)。 縫い目は細かく5mm間隔ぐらい。 |
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28 | 鼻緒と前緒が出来ました。 鼻緒と前緒の色を変えるとカワイイかなぁ。 |
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29 | 鼻緒の中心の下側に前緒をUの字になるように置く。 | ||||||||
30 | 前緒の端をUの字の輪の中に上から入れてぎゅっと締める。 | ||||||||
31 | これで鼻緒パーツの出来上がり。 次は鼻緒をぞうり本体に取り付けます。 |
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32 | 上の2つの○の所、左から2番目の縦糸を挟むように前緒をねじ込む。写真は右足用なので左から2番目の縦紐を挟むように。左足用は3番目の縦紐を挟むように差し込む。 鼻緒の先は下の2つの○、ぞうり土台の下から3分の1弱のあたり。 土踏まずの下ぐらいがちょうどいい。お好みで調整して下さい。 |
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33 | 鼻緒の先を先程通した同じ穴にもう一度通す。 | ||||||||
34 | 鼻緒の長さを調整しながら締める。 | ||||||||
35 | 裏に返す。 鼻緒を差し込んだ段の中心に鼻緒の端2本を入れて、引っ張る。 |
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36 | 表に返す。 土台の編み目とそろうように鼻緒の端をそれぞれはじめに鼻緒を差し込んだところに入れる。 |
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37 | 編み目を整えながら引っ張ってきれいに揃える。 | ||||||||
38 | 裏に返す。 前緒は長さを調節して二回結ぶ。 |
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39 | 鼻緒と前緒の端は編み目(点線の中に)にねじ込む。 3-4段ねじ込んで、出ている部分は切り落とす。 ※余った鼻緒を両脇の列ではなく中2列に2段ぐらいねじ込んで土踏まずのところで結び目を作ると土踏まずが刺激されて気持ちいい。^^やり方は色々なので工夫すると面白い発見があります。 |
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40 | 裏はこんな感じです。 | ||||||||
41 | これで完成です! 左足用を同じサイズになるように作る・・・これが結構大変。なかなか同じ大きさには出来ない。^_^; まめにサイズを確認しながら引っ張り具合を調節して編んでいきましょう。 |
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最後までご覧いただきましてありがとうございました。m(_ _)m なんだか、最近布ぞうりブームらしく、反響の大きさにびっくり(◎o◎)してしています。 本業の彫金教室より大人気です。^^; 単なる趣味で製作したページにこんなにたくさんのアクセスがあるとは・・・。 ここで紹介してるつくり方は、実際に作って、履いて、「こうしたらもっと綺麗だろう、楽だろう・・・と、自分なりに改良した作り方です。 例えば土台を編んでいる途中で鼻緒をつける方法は、慣れないと長さをイメージしにくいのと、締め加減が難しい。。。だったら、後からつけちゃえ!ってな感じです。そうしたら、もう一つ利点がありました。履いてるうちに鼻緒は緩んでくるので、後付けだと楽に締め直せるのです!^^ ふっふっふ。いいことづくめ。^m^ それと、ビーチサンダル風に左右を作ったこと。真ん中に先つぼがあると、小指が落ちる・・・。じゃあ先つぼ寄せちゃえ!お、そこにはちょうど縦紐が・・・結んじゃえ!らっきー! 他にも改良の余地は多々あると思います。昨年NHKのおしゃれ工房で「タオルで作る布ぞうり」が放送されていました。その中では、紐を作る際にボンドを使っていましたね。 ほっほー、それも楽チンでいいかも・・・。 ものづくりは大好きですが、メンドクサイのは嫌いなので、楽ちん・かんたん・びゅーてぃほーを目指しています。^^ こんなところまで読んで下さった奇特な方・・・あなたですよ。アナタ。 ・・・彫金はいかがですか?(゚∀゚) |